HO-9mm 機関車

蒸気機関車2

No.5
エガーバーンの5号機の変形モデルで,アメリカ西部調にカウキャッチャーとテンダーをつけた状態で発売されたものです.キャブとテンダーを赤で塗装し,ウェザリングしたものですが,テンダーにはUnion Pacificの彫文字があり,これを落とすのも大変なので,0.3mmプラでカバーしました.セットに付属していた客車はずっと以前にこの方法で文字の浮彫を隠し,茶色に塗装して,Karat Creek Miningのレイアウト発表のときに入線させています.
No.10
5号機と同じウェスタンスタイルにアレンジされたものです.以前に塗装のため,キャブをはずそうとしましたが,こちらは接着剤が回りすぎていて難航,そのときからキャブを新しく作りなおすつもりで剥ぎ取っていました.今回,木製キャブを表現したく,0.5mmプラシートの張り合わせでつくりました.また,カウキャッチャーもはずし,オリジナルの5号機のようにカプラーをマウントしました.
No.102
以前オランダのスチームトラムで,ボイラーが普通のようにむき出しで,下回りがカバーで覆われた機種の写真を見たことがありました.エガーのスチームトラムは外観のディテールの割にはしっかりしたボイラーが入っているので,車体を改造して,ボイラーをむき出しの通常の蒸機に近いスタイルに改造することにしました.エガーファンからみれば,もったいないと思われるかもしれませんが,愉快な車輌がひとつ増えたことに満足しています.
No.11
 Nゲージを始めてしばらくした頃に,TMSにピコのバリキットが紹介されました.Nゲージの入門機を下回りに使うHO(OO)ナロー蒸機のキットは,パーツにいろいろとオプションがあり,フリー志向の私には魅力的でした.また半田付けは得意でなかったのでホワイトメタルという素材も大いに興味をそそられました.下回りにアーノルトのCタンクを用い,わたしのナロー蒸機1号機が誕生しました.
 当時はピンバイスも持たず,手すりをつけるのに錐で孔を開けるという雑な工作でしたが,手すりの紛失を除いてはずっと持ちこたえることができました.今回ほぼ30年ぶりに手摺を補修し,再塗装により蘇らせました.もともとウェザリングで味を出すつもりでしたので,剥げた状態からの上塗りでしたが,予想したよりすっきりと仕上がってしまいました.作品は,HOスケールとのバランスを考えて妻板を削り,キャブの高さを少し低くしてあります.また,アーノルトカプラーをそのまま使っています.
 最近,下回りの定番であったアーノルトのT3はシャーシが小さく細密化されて,そのままでは使えなくなりましたが,共用のシャーシを使っていたBR80のほうは寸法を変えず,簡易ながらもバルブギアまわりをすこしもっともらしくして再生産されました.作品のものは当時のものですが,今でも快調に走ってくれます.
No.12
 PECOのホワイトメタルキット”ジャネット”です.本機の原型に関する情報は見当たりませんので,フリーランスと思われます.OO9というよりは1/87に近く,古典機の味わいがあります.同じ基本デザインでサドルタンクにしたキットは“ジェームス”の名がついています.このキットの下回りはバリキットと同じくアーノルトのCタンクが指定されています.その後,Life-LikeのCサドルタンクを手に入れたときちょうど,大きさが合うことがわかり,これを使うことにしました.Life-Likeサドルタンクはアリイ・マイクロエースブランドとしても入手可能で,調整しだいでよく走ります.
 手元に杉山の挽き物のドームがありましたので,そのままの磨きだしとしてとりつけました.なんとなく甘いホワイトメタルボディを引き締めてくれます.
 下回りは簡単な加工で取り付けができます.カプラーはそのままアーノルト型を使うことにしました.また,板製のスライドバーがいかにも板状なので,角線にしてエポキシで接着しました.
No.13
 Life-Likeサドルタンクの動力に満足したので,同じ動力を用いた雨宮Cタンクのキットを組むことにしました.このキットは今野さんと鵜飼さんにより企画されたガレージキットで,TMSでは700号(02年8月)に新井一雄さんの製作記事があります.
ボイラーなどはホワイトメタルですが,キャブやサイドタンク,フレームはエッチング板です.また,セットにはLife-Like Cタンクの動力が同梱されており,カプラー取り付け部はKadeeなどが入れられるように,丁寧にフライス加工でえぐられています.12号機のジャネットと同様にスライドバーだけは角線に取り替えて,エポキシで接着していいます.
 塗装はプライマー仕上げの後,プラスプレー缶のニュートラルグレー,ジャーマングレー,黒を使って吹き付けし,パステルやパウダーでウェザリングし,つや消しのクリアーコートを施してあります.
No.14
 乗工社エバーグリーンシリーズのコッペルです.知人が組み立てたものを譲り受け,レストアしました.キャラメルモーターでも快調に走ります.
No.15
 同じく乗工社エバーグリーンシリーズのコッペルです.知人よりキットを譲り受けましたが,モーターが無かったので,むさしやより出ていたコアレスモーター換装キットを使って動力化しました.
No.16
 東洋活性白土1号機.とうまさんのキットを早速組み立てました.ギア,車輪はだるまや製,モーターはアルモデルのもので,快調に走ります.派手目に,下回りを赤に塗装しました.

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