#47: ホイットコムMO型3tタイプ / Whitcomb MO 3-ton Style


This is the O-16.5mm (On30) body kit released by PairHands. Kit includes nickel silver etched sheets and white metal parts. It requires Tenshodo 24.5WB powered truck. The model is modified from the prototype to fit on Tenshodo 24.5WB. Radiator and engine hood are wider than the prototype Whitcomb.

ホイットコムMO型3tタイプキットとあります.協三4tと同じくWB24.5パワートラックを使用するようにアレンジされたキットです.原型より機械室の幅が広いようですが,全体的に特徴を良くとらえています.窓枠を使わないで,後部を開放とした初期スタイルにすることもできる,と説明書にはあります.
 協三キットと同じく,洋白エッチング板とホワイトメタルパーツでフレームを構成しますが,側板もホワイトメタルパーツを使い,洋白板の枠に貼り付ける形です.この側板がホイットコムらしいところです.コイルばねは角にやすりをあてて少し丸みをつけると良いでしょう.
 手元にプロトタイプの図面がないので正確にはわからないのですが,本来はエンドビームの上端面は側板上端よりも低いようで,その分だけラジエター中央下部が落ち込むのではないかと思います.どうするか少し悩むところですが,結局すべて上端面で面一になるように組みました.
 キャブは折まげて後部で接合し,接合部はドアに隠れるようになっています.手摺類の線材はエッチングパーツとして入っていますが,曲がりやすく孔が大きいので,固定するのにちょっとコツがいります.
このキットでもパワートラックは4箇所孔をあけ,スペーサーをはさんで固定するように指示されていますが,やはり融通性を考え,プラ板を加工して中央で止めることにしました.ヘッドライトは大き目の天賞堂の電車用パーツを使いました.
 ボディの塗色は調色スプレーの横須賀線用の青15号を使い,窓枠はクリーム色に塗装した後に貼り付けました.後部のエンドビーム上面はプラ板を使って板張りとし,U字型の手摺をつけました.


2008/11/8 Nobuo Koizumi