組立
ヴァーティカルボイラー(8号機),逆サドルタンク(9号機),オープンキャブ(10号機)

ヴァーティカルボイラー8号機
  ウェールズ地方のスレート鉱山用の様々な機械設備を供給したDe Winton社が開発した垂直ボイラー形の蒸気機関車で、1877年にPenrhyn鉱山向けに3機納品されたうちの一機George Henryを模型化しています。1911年まで現役で、今も保存されているようです。模型は数々のO-16.5のホワイトメタルキットを出しているWrightlinesの製品です。
動力化する場合はWB31パワートラックを使う設計になっています。軸の先端にクランクをつけてロッドをはめる構造ですが、なかなかいいアイディアだとおもいます。
逆サドルタンク9号機
 Springsideが出しているフリーランスの機関車. HornbyのPUGの下回りを利用したキットで、この逆サドル機の愛称はAvon、他にサドル機のKennet、サドルタンクにオープンキャブのFowey、サイドタンクのAxe、の合計4種類のタンク機があります。いずれもボイラーに使用する真鍮パイプと煙突、ドーム、キャブ等のホワイトメタルパーツからなり、ディテールパーツは最小限です。これら4種類のキットの部品をまとめてしまえば、OO-9のバリキットのO-16.5版ともいえるでしょう。
オープンキャブ10号機
 Branchlinesが出しているManning Wardle Busy Beeのキット。プロトタイプはロンドンWoolrichの兵器工場で使われたものらしいです。
下回りもすべて込みのキットです。下回りは同社の標準したまわりをオプションパーツを使ってインサイドフレームしたようで、したがって車輪の両側にフレームがある二重構造の設計です。シャーシーを設計し直さず、徹底した流用はコスト削減には有効な手段だと思います。

Back to Locomotive page

March 29, 2002.